前回までで、マクロを使ってこんな事ができるようになりました。
・telnetする
・ログインする
・show runを表示させる
・exitする
もう、マクロに対する抵抗感もなくなっている事だと思います。パターンを覚えてしまえば楽勝ですね。
さて、show runしたら次にあなたはどうしたいでしょうか。
show runの結果をテキストで見たいですよね?
今回からは、テキストファイルに書き出す事をマクロにやらせてみましょう。
http://ttssh2.sourceforge.jp/manual/ja/macro/command/index.html
さて、今回も毎度おなじみTTLコマンドリファレンスのサイトを開き、logに関するコマンドを確認してみます。
log、で探してみると、以下の色々ありますね。
色々ありますが、今回使っていくのは、上の二つです。
・logopen
・logclose
さっそく、logopenのページを開いてみましょう。
これまでのコマンドと打ってかわって色々ややこしい事が書いてありますね。
でも、気にしなくてOKです。
覚えるのはこれだけです。
1 |
logopen ファイル名 0(ゼロ) 0(ゼロ) |
ゼロゼロに疑問は不要。
ゼロゼロはゼロゼロでOKです。
さて、ログを保存するにあたって、決めなければならないのは、ログ保存のファイル名です。
今回は、’show_run.log’としておきましょう。
ですので、コマンドとしては以下のようになります。
1 |
logopen 'show_run.log' 0 0 |
さて、このコマンドをどこに入れていくかですが、一点注意があります。
logopenは、connect状態でないと動かないという制約がありますので、必ず、connectコマンドの後ろに入れなければなりません。
今回は、一連のTera Termマクロの動作を記録したいと思いますので、connectの直後に入れてみましょう。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 |
connect '172.16.0.1:23 /nossh /T=1' logopen 'show_run.log' 0 0 wait 'Password:' sendln 'cisco' wait '>' pause 3 sendln 'en' wait 'Password' pause 3 sendln 'cisco' wait '#' pause 3 sendln 'terminal length 0' wait '#' pause 3 sendln 'show run' pause 5 sendln '' wait '#' sendln 'exit' end |
さあ、早速これで走らせてみましょう!
どうでしょう。
うまく動いたでしょうか?
少し困った事が起きていませんか?
回りくどいですね。
そうです。
ログがどこに保存されているかわかりません!
これ、実は、ログの保存場所が指定されていない場合、Tera Termのプログラムがおいてあるフォルダに保存されてしまうのです。
私の環境の場合は、
C:\Program Files (x86)\teraterm
です。
Tera Termの場所は、さすがに環境によって違うので、ここだ!と言う事はできないのですが、ProgramFilesというディレクトリ配下にあると思います。
teratermのディレクトリには、色々なファイルが入っていると思いますが、その中に、『show_run.log』が存在するでしょうか?
存在するようであれば、成功です。
次回は、もっといい場所にログを保存する方法を見ていきましょう。