2.2.0(序幕)
なあ、城之内ー
コネクトとコネチカットって
なんか似てね?
あ、すげーっ
似てるっすね
ほぼ同じっす
いや、すごいっす先輩
コネだけじゃないっすか〜
あはは〜
二階堂さんは
コネ入社だって言いてえのか
てめぇ!
その解釈は
思ってないと
出ないんだよな・・・
2.2.1. シンプルマクロの中身振り返り
前回、シンプルなマクロの全体像を見ていきました。
2.2.1.1. 各ポイントの復習
ポイントとなったのは以下の4つでした。
・コメント
1 2 3 4 5 6 |
;/////////////////////////////////// ;Telnetで172.16.0.1のルータにログインし、 ;enableモードまで自動で移行します ;作者Feasible LAB. ;http://teraterm.feasible-lab.com/ ;/////////////////////////////////// |
・connect
1 |
connect '172.16.0.1:23 /nossh /T=1' |
・wait
1 |
wait 'Password:' |
・sendln
1 |
sendln 'cisco' |
2.2.1.2. 今回のポイント connect
今回はconnectについてさらに掘り下げてみる事にします。
1 |
connect '172.16.0.1:23 /nossh /T=1' |
前回、この一文は「どうやらtelnetをしているようだ」ということがわかりました。
この文章を日本語に直すと以下のようになります。
「”(シングルクオーテーション)で囲まれた部分の接続先に対して、/nosshと/T=1のオプションを使ってtelnet接続する」
急に横文字が登場してわかりづらい感じですが、言っていることはたいしたことじゃありません。
2.1.1.3. 各オプションの説明
「/nossh」は、「SSH接続しないでね」というオプションです。/nosshを書いていないと、telnet接続が失敗したりするので、telnetで接続したいときは必ず書くという「お約束」です。
ですから、盲目的に「telnetのときは/nossh」と覚えてください。
「/T=1」は、「teratermの設定ファイルを読みにいかないでね」というオプションです。これもtelnet接続をする時の「お約束」なので、盲目的に覚えてください。
これで、ややこしそうな二つをやっつけました。
最後に残っているのは見慣れたIPアドレス形式の、172.16.0.1:23です。
172.16.0.1までが接続したいIPアドレスを意味していて、:23がポート番号23、すなわち、telnet接続を示しています。
改めて以下のマクロ文を分解してみましょう。
1 |
connect '172.16.0.1:23 /nossh /T=1' |
接続する ‘172.16.0.1の23番ポート(telnet) お約束(/nossh) お約束(/T=1)’
お約束が増えたので、考える事がだいぶ減りました。
2.2.2. Connectのまとめ
今回わかった事は、
・connectの後ろにはIPアドレスとか、オプションが”に囲まれて記入される。
・telnet自体の指示はシンプルな一文で書かれている
・telnetの時は’/nossh’と’/T=1’は必須
です。
connect文を理解しただけで、telnetに関しては殆ど理解したも同然です。
次回は、waitを見ていきましょう。
2.2.3. 寸劇(終幕)
え〜っと
コネチカット
コネチカットと・・・
あ、やべ!
コネクトと間違えて
コネチカットって言ってしまいましたよ
二階堂せんぱ〜〜い!
いや
それはねえだろ
あ、はい
あいつが言ってました
すごいカーブ投げてきたー!
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